COLUMNコラム

「唇にヒアルロン酸注射を注入すると、ダウンタイムはどんな様子になるの？」と気になる人は、少なくありません。ヒアルロン酸注射は比較的ダウンタイムが軽い治療ですが、具体的な様子がわからなければ不安に繋がりますよね。

本記事では唇にヒアルロン酸注射を注入した際の、ダウンタイムについて解説します。参考にして、治療後の過ごし方を具体的にイメージしてみてください。

ヒアルロン酸とは？

ヒアルロン酸とは用いる成分の名前であり、美容医療では注射器でさまざまな部位に注入して審美性向上を期待します。

元々体に存在する成分であるため、体に馴染みやすくアレルギーのリスクが低い点が魅力です。また、数ヶ月かけて体内で分解されていき、異物として残り続けることはありません。

主にボリュームが足りない部分のカバーや、シワ改善に利用され、目の下に注入してクマ改善を期待したり、鼻に注入して鼻のラインを整えたりします。

唇にヒアルロン酸を注入する効果

唇にヒアルロン酸を注入すると、以下のような効果が見込めます。

• 唇のボリュームアップ
• 人中短縮
• 唇の形改善
• 口角を上げる・上げやすくする

ヒアルロン酸は、注入部位のボリュームをだすことができる成分です。そのため、ふっくらした唇になれる他、注入部位と量を調節して唇をM字にすることもできます。

また、唇がふっくら上向きになると、唇と鼻の距離が近づき、人中短縮効果も見込めます。

唇にヒアルロン酸注入した際のダウンタイムについて

唇にヒアルロン酸を注入した際のダウンタイムについては、以下のポイントが重要です。

• 期間
• 症状
• NG行動
• 過ごし方

美容医療は、治療後の過ごし方が大切です。治療そのものが上手くいっても、治療後のケアがおろそかになっては、仕上がりに悪影響が出ます。

前もって知識を得ておき、治療後の生活を具体的にイメージできるようになると、トラブルや想定外の事態を減らすことができます。

期間

ヒアルロン酸のダウンタイム期間はほとんどなく、なんらかの症状が出ても2～3日程度で治まるケースがほとんどです。美容医療全体のメニューの中でも、ヒアルロン酸は特にダウンタイムが短いため、さまざまな方に人気があります。

ダウンタイム中も特別なことをする必要はなく、治療直後でも仕事や家事などにすぐ戻っていただけます。そのため、少なからず「ほぼダウンタイムがないようなもの」と考えられているようです。

症状

唇におけるヒアルロン酸注射のダウンタイム症状は、以下のとおりです。

• 腫れ
• 赤み
• 内出血
• 凹凸

上記の内、凹凸以外はヒアルロン酸でなく、注射という医療行為による症状です。いずれも軽度で済むケースが一般的であり、数日の内に治ります。内出血は長引く可能性もありますが、症状が出ても最長2週間程度で治ります。

腫れがひいた後唇に生じる凹凸は、ヒアルロン酸が原因です。体内に馴染み切っていないため、広がるまでは多少でこぼこして感じられるのです。ただしこの症状も、1週間ほど経つ頃には気にならなくなっている場合がほとんどです。

NG行動

唇のヒアルロン酸注射において、治療後のNG行動は以下のとおりです。

• 激しい運動
• 飲酒
• 長時間の入浴・サウナ
• 患部への刺激

基本的には普通に過ごして構いませんし、当クリニックでも特に行動の制限はありません。ただし内出血を避けたい場合、激しい運動や飲酒などは治療直後からしばらくは控えましょう。これらは血行をよくするため、内出血を促進してしまいます。

また、気になるからと言って患部に触れたりするのも、なるべく控えた方がよいでしょう。

過ごし方

唇にヒアルロン酸を注入した後の過ごし方については、以下のポイントを押さえましょう。

• クリニックに指定されたNG行動は控える
• 基本的には普通に過ごして構わない
• 何らかの異常が出た場合はすぐにクリニックに相談する

体への負担が軽い点もヒアルロン酸の魅力であり、美容医療の中でも、行動の制約は少ない方です。クリニックに指示されたNG行動さえ取らなければ普通に過ごせます。

なお、明らかな異常が起こった場合や、ダウンタイムの症状が悪化した場合などはクリニックに相談しましょう。

治療後の経過

唇へのヒアルロン酸治療後の経過を、以下の3つの期間に区切って解説します。

• 治療直後
• 2～3週間後
• 3ヶ月～半年後

上記はあくまで目安であり、全員がぴったり同じような経過になるわけではありません。しかし、スピードの違いがあっても解説のとおりに状態が変化していれば、問題はありません。焦らず効果が出るのを待ちましょう。

治療直後

治療直後は腫れや赤み、内出血などが同時に生じる可能性があるため、唇に違和感を覚えるかもしれませんが、内出血以外は数日の内に消えます。焦らず待ちましょう。

また、数日経って腫れなどが治っても、唇に凹凸が残るケースがあります。これは、唇内のヒアルロン酸がまだ馴染み切っていないために起こる症状で、他の症状と異なり改善には1週間程度の時間が必要になります。

2～3週間後

治療後2～3週間経つと、効果の発現具合はピークを迎えます。

ヒアルロン酸が馴染み、適度に周辺へと広がるため、唇の凸凹は滑らかになり、ボリュームアップ効果がよくわかるようになります。内出血したとしても、2～3週間で消えている場合がほとんどです。

3ヶ月～半年後

治療後3ヶ月～半年経つと、徐々にヒアルロン酸の効果が薄れてきます。

ヒアルロン酸の効果が薄れるとは、簡潔に言うと注入した場所が再びボリュームダウンし、治療前の状態に戻り始めることです。

ヒアルロン酸には永続性がありません。そのため、治療後の状態を維持し続けたい場合は、定期的な再治療が必要となります。

唇へのヒアルロン酸注射は松倉クリニックにお任せください

唇へのヒアルロン酸注射は、松倉クリニックにお任せください。当クリニックでは、治療後2～3週間で再来院いただくシステムを独自に採用しております。

主目的は仕上がりのチェックと必要に応じたヒアルロン酸の追加ですが、同時にトラブルが発生していないかも確認いたします。ダウンタイムが不安だという方は、当クリニックでの治療がおすすめです。

【まとめ】唇へのヒアルロン酸注射にもダウンタイムはある

唇へのヒアルロン酸注射にもダウンタイムはあるものの、その期間は短く、負担が軽い点が特徴ですが、治療後のケアはきちんと行い、美しい仕上がりを手に入れましょう。