ほうれい線にはヒアルロン酸注入が効果的|ほうれい線ができる原因やヒアルロン酸注入のデメリット・料金相場・注意点を解説
2023.01.31
年齢を重ねていく中でどうしても出てきてしまう悩みの種の1つがほうれい線です。
老け顔の原因にもなるこのほうれい線を疎ましく思っている方は少なくありません。
しかし、セルフケアでは簡単に解消できない点も、このほうれい線の難しいところです。
そこで今回はそんなほうれい線の原因やタイプ別の特徴についてご紹介いたします。
また、ほうれい線に効果的とされるヒアルロン酸注入のデメリット・料金相場・注意点についても詳しく解説していきますのでほうれい線にお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
目次
ほうれい線ができる原因とは?
そもそもほうれい線ができる原因とは何であるかご存知でしょうか?
実はほうれい線ができる原因は1つではありません。ほうれい線ができる原因は多くの場合、主に以下の2つが挙げられます。
・脂肪が重力によって集まるため
・頬の筋肉の動きによる影響
また、年齢によって以下のような原因でほうれい線ができることがあります。
・骨格の変化
・皮膚の老化
・筋力の衰え
ここでは後者の原因について解説していきますのでほうれい線にお悩みの方は参考にしてみてください。
■骨格の変化
ほうれい線の原因は老化などによる皮膚のたるみというイメージが強いという方は少なくありません。
しかし、骨格の変化もほうれい線の原因になります。年齢を重ねていくと、古い骨を壊す骨吸収という体の機能が促進されます。
逆に骨をつくる骨形成が衰退していくため骨が萎縮します。骨が萎縮すれば、表(皮膚)も一緒に縮みたるみが生じるのです。
この現象は体だけではなく、顔の骨格にも現れます。顔の骨格が変化することで顔の靭帯が緩み、ほうれい線の原因になります。
■皮膚の老化
ほうれい線は皮膚の老化によっても現れるとされています。年齢を重ねていくと老化が進むのは骨だけではありません。
皮膚も老化していくため老化と共に皮膚の機能も低下していきます。皮膚の機能には以下のようなものがあります。
・肌を刺激から守るバリア機能
・肌の状態を保つ恒常性の維持
上記2つの中でも特にほうれい線にかかわってくる機能が恒常性の維持です。
恒常性の維持は水分の保持や肌のたるみ防止にもかかわる機能なのですが、年齢を重ねていくにつれてこの機能が衰退していきます。
水分が保てず乾燥していくと肌にハリがなくなり、肌を重力から支える力も弱くなってしまうため、たるんでほうれい線の原因となるのです。
また、皮膚だけではなく、脂肪が重力によって下がり、ほうれい線の溝で溜まることでほうれい線が作られることもあります。
■筋力の衰え
ほうれい線の原因は頬の筋肉の動きによる表情筋の衰えにもあります。
表情筋とは端的にいえば顔の筋肉です。例えば笑ったり怒って眉間にシワを寄せたりするときにこの表情筋が使われます。喜怒哀楽を表情で伝えるためにも重要な筋肉です。
しかし、表情筋の機能は表情をつくることだけではありません。表情筋である大頬骨筋は口の周りの筋肉であり、この筋肉が加齢などによって衰えます。
筋力が衰えれば、脂肪を支える力がなくなります。さらに重力によって脂肪が下のほうに移動することでほうれい線の溝が深くなるのです。
この大頬骨筋が鍛えられていると頬のたるみを抑えられるためほうれい線も防げます。
なお、表情筋を鍛えることでたるみには一定の効果が期待できますが、一方で表情筋を使えば使うほどシワは増えていきます。
原因別のほうれい線の特徴
一見すべて同じに見えるほうれい線ですが、原因によって大きく4つに分かれます。
ここでは4つの原因別にほうれい線の特徴を解説します。
原因によって対処方法も変わってくるため、ここでの解説を参考にご自身はどのほうれい線タイプかをぜひチェックしてみてください。
■皮膚の老化が原因の場合
前述したように、皮膚の老化はほうれい線の主な原因とされています。
皮膚の老化によって肌のハリがなくなっていき、頬の皮膚がたるむことでほうれい線ができます。
また、栄養素が不足していると皮膚の老化が進んでしまうこともあるでしょう。
そのため、加齢による皮膚の老化以外にも過度なダイエットによっても皮膚がたるむことがあります。
若い方でも栄養を考えずに過度なダイエットを行うと「減量に成功したけど顔が老けてしまった」という結果になってしまうことも少なくありません。
皮膚がたるんでしまうほどの過度なダイエットは控えましょう。
■筋力の衰えが原因の場合
筋力の衰えにより脂肪が重力によって下がることがほうれい線の原因とされています。
表情筋の衰えは年齢を重ねていく中でよく見られますが、実はこの衰えの原因は年齢によるものだけではありません。
これは表情筋以外のすべての筋肉にいえることですが、筋肉は使わなければどんどん衰えていきます。
表情筋も使わなければ年齢に関係なく衰えていくため、普段無表情な時間が多い方にも表情筋の衰えによるほうれい線が現れるケースも少なくありません。
■骨格が原因の場合
骨格が原因の場合、顔の下半分の幅が狭く(或いは細く)、さらに加齢によって骨が萎縮することで皮膚や筋肉がたるみほうれい線ができます。
生まれつきの骨格が原因であるケースが多いですが、頬杖をつく習慣があるなどの癖や生活習慣などで骨格が変化し、ほうれい線の原因となるケースもあります。
ほうれい線は年齢層が高めの方に多い印象ですが、実は骨格が原因でほうれい線に悩む方が若年層にもいらっしゃるようです。
若い段階でほうれい線に悩む方の多くがこのタイプであるとされ、コンプレックスに感じる方は少なくありません。
この原因によって若い頃からほうれい線に悩み、年齢を重ねてさらにほうれい線が目立つようになってしまったという方も多く見られます。
このように骨格によっては年齢に関係なく出てしまう点もほうれい線の特徴です。
■複数の原因が合わさってできる場合
前述した皮膚のたるみや筋肉の衰えなどの複数の原因が合わさってできることがあります。
特に前述の骨格の変化が起きている場合は、皮膚だけでなく筋肉のたるみなどの複数の原因が合わさってほうれい線ができやすい傾向にあります。
複数の原因が合わさることで悪化し、ほうれい線はさらに深くなっていくでしょう。
40代前後で混合型のほうれい線が現れる方は多く、特にエイジングケアを目指す女性にとっては厄介な存在とされています。
ほうれい線の悩みにはヒアルロン酸注入が効果的
一度できるとなかなか解消しづらいほうれい線ですが、ヒアルロン酸注入が効果的であるとされています。
ヒアルロン酸とは保水力の高い物質です。ヒアルロン酸は本来、人の体内にも存在する物質です。
そのため体が異物と認識せず、拒否反応も起こりづらいため美容医療でよく使用されます。
ヒアルロン酸は入れた直後に馴染ませずに後から広げると形がおかしくなる可能性があるため、松倉クリニックでは馴染ませる作業を行っています。
また、ほうれい線に対してのヒアルロン酸の打ち方によってクリニックの良し悪しを見分けられるでしょう。
ヒアルロン酸を注入する際には重力がかかった状態でなければ正しいほうれい線の溝の部分に打てないため座った状態で注入することが望ましく、寝てうつクリニックはおすすめできません。
可能であれば、受診を検討しているクリニックではヒアルロン酸注入の際にどのような状態で注入するのかについても調べておきましょう。
ほうれい線に悩んでいる方はぜひ松倉クリニックへご相談ください。
ほうれい線のヒアルロン酸注入の料金相場
松倉クリニックでのほうれい線へのヒアルロン酸注入は約110,000〜165,000円(税込み)となります。
決してお手頃な料金ではありませんが、ヒアルロン酸配合の高い化粧水を長期間使って効果を待つことを考えると効率的な印象です。
クリニックの中には最少ロットでの価格を表示している場合もありますが、一般的に1回のほうれい線の施術にかかる費用は50,000〜330,000円(税込み)とクリニックによって異なります。また、
使用するヒアルロン酸によっても変動します。松倉クリニックで使用するヒアルロン酸剤は医師の処方により松倉クリニックで個人輸入しております。
そのため、この相場を参考に自分の中で予算を立ててクリニックを選ぶことも大切です。
また、ヒアルロン酸注入は自由診療であり、公的医療保険が適用されません。さらに、注入する量によって価格が変わる場合もあるため、事前によく調べておきましょう。
ほうれい線のヒアルロン酸注入の持続期間は?
ヒアルロン酸についての解説でも触れましたが、ヒアルロン酸は本来、人の体内にも存在する物質であるため一定期間が経過すると体内に吸収されてしまいます。
では、その一定期間とはどのくらいであるかというと、個人差があるでしょう。
3ヶ月で吸収されてしまう方もいれば1年以上持続する方もいます。
「絶対にこの期間はもつ」というはっきりとした期間の定めがないため、定期的に鏡でご自身のほうれい線をチェックしてみることをおすすめします。
ほうれい線にヒアルロン酸を注入するデメリット
ヒアルロン酸を注入するだけでほうれい線の悩みが消えるのであればと、人気の高いヒアルロン酸注入ですが、実はデメリットもあります。
ここではヒアルロン酸注入のデメリットを3つご紹介いたします。簡単だからと安易にヒアルロン酸注入をして後悔しないためにもデメリットを知っておくことは重要です。
デメリットを理解しておき、十分に納得したうえで施術を受ければ、いざ痛みなどが生じても落ち着いて対処ができるはずです。
■定期的な再注入が必要なためコストもかかる
ヒアルロン酸注入の持続期間についてのお話でも解説したように、ヒアルロン酸は一度の注入で永久的に効果が持続するわけではありません。
一定期間経つと、ヒアルロニターゼという酵素によってヒアルロン酸が体内に吸収されてしまいます。
そのため、1回で完了というわけにはいきません。その後も継続的に再注入を行う必要があります。その分コストがかかってしまうこともヒアルロン酸注入のデメリットといえます。
ほうれい線をヒアルロン酸注入で薄くしたいと考えている方は、定期的にクリニックに通える時間と費用が確保できるかをまず検討してみましょう。
■施術時に多少の痛みがある
ヒアルロン酸注入というのは注射器を使用しますので当然痛みも伴います。
しかし、痛みの程度は人によって感じ方が変わるでしょう。ジェル状のヒアルロン酸を注射器を使って注入するため、人によっては激痛であったり、不快感を感じたりするケースもあります。
クリニックによっては麻酔を使用してくれるところもあるため、痛みに弱い方はそうした部分にも着目してクリニックを選びましょう。
■壊死の危険性がある
ヒアルロン酸注入は安全性の高い施術です。
しかし、血管に誤って注入してしまうと血管内でヒアルロン酸が詰まったり血行障害を起こしたりするリスクがあります。
血管閉塞・血行障害の結果、最悪の場合皮膚の壊死につながる危険性があることも理解しておきましょう。
ヒアルロン酸注入によって壊死を引き起こすことは極めて稀なことですが、可能性として0ではありません。
特に鼻の横は壊死を起こしやすいです。しかし、針先が丸いマイクロカニューレを使用する・鼻の横への注入は避ける・経験豊富な医師に施術してもらうことでリスク回避につながります。
壊死のリスクが高いことから、鼻翼基部(鼻の横のほうれい線の始まり)へのヒアルロン酸注入は行っていないクリニックが多いです。万が一、塞栓が起きた場合でも充分な対処法があります。
そのため松倉クリニックでは、鼻翼基部へのヒアルロン酸注入も行っていますが、壊死に至ったケースはありません。
重篤なリスクを避けるためにも、ヒアルロン酸注入の危険性を理解した上で適切な施術を行ってくれる病院・医師を選ぶことが大切です。
ほうれい線のヒアルロン酸注入についてもっと知りたいなら
ここまで、ほうれい線の原因やヒアルロン酸注入についてご紹介してきました。
デメリットについても触れてきましたが、デメリットを知ることでヒアルロン酸注入に対して不安を抱えた方もいるのではないでしょうか?
しかし、こういったデメリットは医師との相談によって解消されることもあります。
デメリットを聞いて「自分には無理だ」と感じている方も一度医師と相談することで意外と解消される場合もあります。
松倉クリニックでは無理な美容医療への勧誘を一切行いません。「一度相談に行ったらそのまま美容医療の予約をさせられそう」と不安を抱える方でもお気軽にご相談していただけます。
また、松倉クリニックで使用するヒアルロン酸剤は国内未承認の医薬品ですが、欧州で輸出する際に安全性を保証するCEマークを取得しているため安心感もあるのではないでしょうか。
松倉クリニックには知識が豊富な医師が在籍しており、患者様に真摯に向き合い、施術に臨んでいます。ほうれい線のヒアルロン酸注入にお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。
ほうれい線のヒアルロン酸注入で若々しい印象に
老け顔の原因にもなるほうれい線は解消するのが難しく、お悩みの方は多くいます。
そんなほうれい線は複数のタイプに分類され、タイプによって原因も様々です。
中には生まれ持っての骨格によるものもあり、若くしてほうれい線をコンプレックスに持つ方もいます。
悩みの種として施術を選ばれる方が厄介に感じているほうれい線ですが、ヒアルロン酸注入によって解消されるとされています。
痛みや費用を伴うヒアルロン酸注入ですが、若々しい印象を得られるのであれば試す価値はあるのではないでしょうか?
副作用や費用などに不安を感じる方はぜひ一度松倉クリニックにお越しください。