COLUMNコラム

加齢とともに気になり出すたるみ。「輪郭が変わってきた」「老けたように見える」など、たるみが気になる方は少なくないのではないでしょうか。

注目されているのが、ハイフという施術です。

超音波を用いたハイフは、メスを用いる施術よりも気軽に受けられるといわれています。

そこで今回はハイフのたるみへの効果・ハイフがおすすめな方の特徴・知っておきたいリスクなど、ハイフについて詳しく解説いたします。

ハイフとはどのような施術？

ハイフとは、High Intensity Focused Ultrasound（高密度焦点式超音波）の略のことです。超音波を用いて、表情を作る筋肉に被さるSMAS筋膜(スマスきんまく)に熱を与えます。

ハイフは超音波のエネルギーにより筋膜を引き締めることで、リフトアップ・シワ改善を目指す施術です。

熱によって筋膜が引き締まることで、リフトアップ・シワ改善を目指す施術です。ハイフにはさまざまな機械の種類があり、クリニックによって導入している機械は異なります。

• ・ダブロ / ダブロゴールド
• ・ウルセラ
• ・ウルセラセルQ＋
• ・ウルトラフォーマー3
• ・ソノクイーン

このようにハイフには様々なマシンがあり、超音波を用いてたるみにアプローチするという点は同じですが、種類によって特徴が異なります。

松倉クリニックでは、ダブロ / ダブロゴールドによる施術です。

ダブロは超音波を安定的に均一に照射でき、分散してエネルギーをいれるため、比較的痛みを感じにくいといわれています。

ダブロゴールドはダブロの後発機器で、ダブロの効果はそのままにさらに痛みに配慮したマシンです。

ハイフは自由診療のため保険適用にはなりません。そのため、クリニック・機械の種類・施術範囲によって費用は異なります。

一般的な相場は、顔全体の施術で1回100,000円（税込み）～200,000円（税込み）程と費用相場の幅が広いのも特徴です。

松倉クリニックでは、ダブロによる顔全体施術の場合で165,000円（税込み）、ダブロゴールドによる顔全体施術は176,000円（税込み）でご案内しています。

ハイフは定期的に施術することで、より効果が期待できる施術です。そのため松倉クリニックでは、定期的に施術しやすいよう期間内の再施術割引も設けています。

松倉クリニックで使用しているダブロゴールドは、医師の判断による個人輸入によって導入しておりますが、韓国の食品医薬品安全処（MFDS）からの認可を受けているハイフです。

ハイフのたるみへの効果とは？

顔の組織は、外側から表皮・真皮・皮下脂肪・SMAS筋膜・筋肉といくつかの層によって成り立っています。

SMAS筋膜は表在性筋膜と呼ばれる部位で、皮膚表面から約4.5mmの深さです。

SMAS筋膜が衰えると肌の土台を支えられず、シワ・たるみにつながります。

ハイフはSMAS筋膜に熱刺激を与えることで、肌の内側から引き締め、リフトアップを目指す施術です。

また、穏やかな温熱刺激で代謝が上がることでコラーゲン増生が期待できます。

SMAS筋膜からのたるみのリフトアップだけではなく、コラーゲン産生によって肌表面のハリ・弾力アップが期待できるのもハイフの効果です。

ハイフで改善が期待できる悩み

ハイフの効果をお伝えしましたが、具体的にどのような悩み改善が期待できるのでしょうか？

ハイフで期待できる悩み改善について解説いたします。

■引き締め

ハイフは肌の深部に熱刺激を与えるため、肌の引き締め効果が期待できます。

肌が引き締まりシワやほうれい線が目立ちにくくなるため、肌を引き締めたい方やシワが気になる方におすすめです。

ハイフを輪郭部分に当てることでフェイスラインの引き締めも期待できます。二重顎やフェイスラインのたるみの改善も期待できる施術といえるでしょう。

真皮層を引き締めることで、たるみによって目立つ毛穴の改善も期待できます。

また、コラーゲンの産生を促す効果が見込めるため、肌を引き締めると同時にハリ・弾力アップも目指せるでしょう。

■リフトアップ

ハイフは、たるみにお悩みの方におすすめの施術です。肌の内部にあるSMAS筋膜を引き締めることでリフトアップを目指せます。

SMAS筋膜を引き締めることは、肌を支える土台の引き締めともいえます。

つまり皮膚を引っ張り上げるのではなく、肌の内側からキュッと引き締まったようなリフトアップが期待できる施術です。

ナチュラルなリフトアップを目指せる点も、ハイフのメリットです。

また、メスを用いる施術ではないためダウンタイムがほとんどないのもハイフのメリットといえるでしょう。

たるみが気になるけれどダウンタイムがとれない・メスを使用した手術が不安という方に適した施術ともいえます。

■エイジングケア

若々しい印象を取り戻したい、シワ・たるみが全体的に気になるなど、エイジングケアにお悩みの方にもハイフはおすすめの施術です。

シワ・たるみなどのエイジングサインのお悩みにアプローチするだけではなく、ハリ・弾力のある肌へと導いてくれるハイフは若々しさを与えてくれるといわれています。

また、スッキリとした輪郭も若々しい印象につながる1つの要素です。

肌の引き締め・リフトアップ・フェイスラインの引き締め効果が期待できるハイフは、お顔全体のエイジングケアにもつながる施術といえるでしょう。

ハイフがおすすめな人の特徴

様々なメリットを持つハイフですが、具体的にどのような方に向いている施術なのでしょうか？

ハイフがおすすめな方の特徴を解説いたします。

■肌のたるみが気になる

肌のたるみが気になる方にハイフはおすすめです。

たるみ改善の施術はハイフ以外にもありますが、ハイフは皮膚内側からキュッと引き締まった印象を与えてくれる特徴があります。

そのため、肌のたるみを改善したい方はもちろん、たるみにくい肌の土台をつくっておきたい方にもおすすめです。

■メスを使った施術に抵抗がある

ハイフは、機械で超音波を当てる施術のためメスは使いません。そのため、メスを使った施術に抵抗がある方にもおすすめの施術です。

また、ハイフは痛みが全くないわけではありませんが、皮膚を切除し引き上げるリフトアップ手術よりは痛みが少ない施術です。

メスを使った施術に抵抗がある方以外にも、痛みが不安な方・傷跡が心配な方にもおすすめの施術といえるでしょう。

■ダウンタイムを少なくしたい

ハイフは、日帰りで受けられる施術ですしダウンタイムがほとんどない施術です。

そのため、メスを使った施術のようにダウンタイムのために学校や仕事をお休みしなければいけないということはほとんどありません。

人によっては、施術後数時間赤みが残る場合もありますが、腫れ・アザなどが出ることはほとんどありません。

問題がなければ施術後すぐにメイクすることも可能ですし、学校・仕事帰りに施術を受けることも可能です。

そのため、気軽に受けやすい施術だとおっしゃる方もいます。

ダウンタイムのためのお休みを確保できない方にとっても、ハイフは受けやすい施術といえるでしょう。

※施術自体は当日終わりますが、経過観察のため通院をお願いする場合があります。

ハイフが受けられない可能性がある人の特徴

ハイフは、たるみ・シワなどのお悩みがある方におすすめの施術です。

また、ダウンタイム・痛みが少ないため、気軽に受けやすい施術ともいえます。

しかし、ハイフは誰でも受けられる施術とはいえません。体質・健康状態によっては、ハイフを避けた方が良い場合、ハイフが受けられない場合もあります。

ハイフが受けられない可能性がある方の特徴について詳しく解説いたします。

■皮膚疾患がある

皮膚疾患がある方は、ハイフが受けられない可能性があります。

ハイフは超音波による熱エネルギーを皮膚に与える施術です。そのため、皮膚疾患がある方にはハイフの刺激が大きな負担になる可能性があります。

■顔の脂肪が少ない

顔の脂肪が極端に少ない方もハイフが受けられない可能性があります。これは、脂肪の下にある神経や筋肉を傷つける恐れがあるためです。

そのため、顔の脂肪が少なく肌の厚みが薄い方はハイフを受けることはできません。

■痛みに弱い

痛みに弱い方も、ハイフの施術は慎重になったほうが良いといえるでしょう。

ハイフで使用するマシンは、日々進化し痛みに配慮されたものも続々と登場していますが、それでも痛みが全くないわけではありません。

また、出力や照射部位によって、痛みを強く感じる可能性もあります。

痛みに弱いからといってハイフが受けられないわけではありませんが、人によっては施術中の痛みを辛く感じる可能性があります。

ただし、出力を弱めてもらったり麻酔クリームを使用してもらったりするなどして、痛みに配慮することも可能です。

痛みが不安な方は、施術前に医師に相談してみましょう。

ハイフのリスクとは

「切らないリフトアップ」と呼ばれるなど、気軽なリフトアップ施術として人気だといわれるハイフですが、リスクが全くないわけではありません。

施術を受ける前には、ハイフのリスクについてもしっかり理解しておきましょう。

■神経損傷

ハイフのリスクとしてまず挙げられるものが神経損傷です。

ごく稀にハイフの照射によって、神経が傷つき痛み・しびれが残ったり、唇の動きが弱まったりする場合があります。

神経損傷・運動神経麻痺は、ハイフ施術において頻繁に起こることではありません。

万が一、起きてしまった場合もすみやかに医師に相談することで回復を早められますし、通常は早期に回復します。

しかし、リスクがある以上、気を付ける必要があります。神経損傷というリスクを避けるためには、解剖学に基づき照射することが重要です。

ハイフは医療行為であり、医師の指導の元で行うハイフの施術で神経損傷に至ることは滅多にありません。

しかし、エステサロンなど医師の指導下以外の場所によるハイフ施術での神経損傷のトラブルは度々報告されています。

神経損傷という大きなリスクを避けるためにも、ハイフは医療行為であることを理解しておきましょう。

■やけど

ハイフは、超音波によって肌に熱を与える施術です。そのため、やけどのリスクもあります。

赤みや筋肉痛のような痛みは施術後の一時的な症状である場合が多く、過度に心配する必要はほとんどありません。

しかし、照射の出力や照射方法によっては、稀にやけど・水ぶくれの症状があらわれる恐れがあります。

やけどの度合いによっては、傷跡・色素沈着が残ってしまうリスクもあるため、適切な出力で照射することが大切です。

■頬がこける

ハイフは、たるみ改善だけではなく引き締めによる小顔効果も期待できる施術です。

そのため、脂肪の付き方・脂肪の量などによっては頬がこけてしまうリスクもあります。

瘦せ型の方・顔の脂肪が少ない方は、慎重にハイフの施術を受けた方が良いでしょう。

頬がこけるのを避けるためには、医師に肌・脂肪の付き方をみてもらった上で施術することが大切です。まずはご相談ください。

たるみを改善したいなら

加齢に伴ってあらわれるたるみは、避けられない見た目の変化です。しかし、たるみに対して何もできないわけではありません。

現代は、美容クリニックでの施術によってたるみ改善を目指せます。

たるみのない肌は、それだけで若々しく明るい印象を与えてくれます。ハイフは、若々しく明るい印象を取り戻すことが期待できる施術です。

たるみを改善したい方は、まずはダウンタイム・痛みが少ないハイフを検討してみると良いでしょう。

松倉クリニックでは、これまでの長い経験と実績から信頼性が高く効果的な照射方法を目指しています。

また、リスクを避け、効果を確かめていただくために部位・肌の状態に合わせた施術を行っています。

たるみ改善を目指す方は、是非松倉クリニックにご相談ください。

たるみを減らして若々しい肌になろう

たるみは顔全体の印象を大きく左右する加齢のサインです。だからこそ、たるみを減らすことは見た目を若返らせる効果が期待できます。

ハイフは、たるみを改善し若々しい肌を目指せる施術です。エイジングケアのために何か始めたいという方にもハイフはおすすめの施術です。

年齢によるお悩みと向き合い、自信の持てる肌を目指していきましょう。この機会にぜひご相談ください。