ボトックスとヒアルロン酸を受ける間隔は?それぞれの効果も紹介
2024.01.15
ボトックスとヒアルロン酸は、注入タイプの治療でダウンタイムの軽さや治療時間の短さから多くの方から人気を集めています。
しかし、両治療とも半永久的な効果は期待できないため、定期的に受けなくてはなりません。
そのため「どのくらい間隔を空ける必要があるの?」と疑問を抱えている方もいるのではないでしょうか。
本記事では、ボトックスとヒアルロン酸の受ける間隔を解説します。
それぞれに期待できる効果も紹介しているので、注入タイプの治療に興味がある方は、ぜひ参考にしてください。
目次
ボトックスとヒアルロン酸とは?
ボトックスとヒアルロン酸は、しわの改善に使用される注入タイプの治療であることなど共通点があるため、似ていると思っている方も少なくありません。
しかし、実際には全く別の治療です。
まずは、ボトックスとヒアルロン酸について理解を深めていきましょう。
ボトックス
ボトックスとは、ボツリヌス菌の毒素(ボツリヌストキシン)から抽出した成分を元に作られた製剤です。
筋肉を萎縮させて動きを抑える効果を期待できます。
これらの作用を活かし、表情じわや発達したエラと呼ばれる部位の改善などに用いられます。
またボトックスは、治療後2〜3日程度で効果が現れます。
治療後すぐに効果を期待できるわけではないため注意しましょう。
半永久的な効果はなく、3ヶ月〜半年程度で徐々に効果が失われます。
治療後の状態を維持したい方は、定期的に治療を受ける必要があります。
ヒアルロン酸
ヒアルロン酸とは、ムコ多糖によって構成された成分で高い保水力や保湿力を持った製剤です。
元々体内に存在する物質であり、加齢と共に減少します。
ヒアルロン酸が減少するとハリ不足やしわの原因になるため、早めに外部から補うことが大切です。
主にヒアルロン酸注入は、しわ改善やボリュームアップ効果を期待できます。
ヒアルロン酸は、ボトックスとは異なり、治療後すぐに効果を実感できます。
ただし、ヒアルロン酸が馴染むには1週間程度かかるため、経過をみましょう。
なお持続期間は、部位によっても異なります。
個人差が大きく、3ヶ月で吸収される方もいれば、1年以上続く人もいるため、一概にはいえません。
ボトックスに期待できる効果
ボトックスには、下記の効果が期待できます。
・エラ張りの改善
・表情じわの改善
・歯ぎしりや食いしばりの改善
効果について理解を深め、自分の悩みに合った治療かを判断しましょう。
エラ張りの改善
フェイスラインにあるエラと呼ばれる部位が、膨らんでいることに悩みを抱えている方もいるでしょう。
この悩みの多くが、咬筋(こうきん)と呼ばれる筋肉が発達していることで起こります。
咬筋とは、食べ物を噛んだり、口を開け閉めしたりする際に使われる筋肉です。
日常的に使われるため、発達しやすい傾向があります。
この咬筋にボトックスを注入し、筋肉を萎縮させることでフェイスラインの膨らみの改善を期待できます。
H3表情じわの改善
眉間や額、目尻などに生じるしわは、老け顔や不機嫌な印象を与えるため、コンプレックスになりやすい部分です。
主にこのようなしわは、表情筋の動きの癖によって生じます。
そのため、しわが気になる部分の筋肉にボトックスを注入することで、しわの改善を期待できます。
ここで注意したいのが、表情筋や筋膜の衰えによって生じるほうれい線やしわには効果を期待できないことです。
歯ぎしりや食いしばりの改善
咬筋が発達する原因の1つである、歯ぎしりや食いしばりの改善も期待できます。
ボトックスには、筋肉の動きを抑える作用があるためです。
また咬筋に負担がかかっていると、首や肩などに痛みやコリが生じるケースがあります。
ボトックスによって歯ぎしりや食いしばりが改善されることで、首や肩の緊張を緩和するなどの効果を得られます。
ヒアルロン酸に期待できる効果
ヒアルロン酸には、下記の効果が期待できます。
・ボリュームアップ効果
・ほうれい線などのしわ改善
ボトックスでは改善できない、ほうれい線など表情筋のたるみ改善効果を期待できます。
ヒアルロン酸の効果について、それぞれ解説していきます。
ボリュームアップ効果
涙袋や唇などのボリュームアップに、ヒアルロン酸はよく用いられます。
涙袋にヒアルロン酸を注入することで、涙袋をメイクでつくる時間を短縮できます。
またヒアルロン酸は、保水力に長けているため、唇のボリュームアップに加えて、縦じわの改善なども期待できるのが特徴です。
ほうれい線などのしわ改善
ヒアルロン酸は、ほうれい線やゴルゴライン、目尻の小じわなどの改善に効果を期待できます。
しわが気になる部分の真皮層にヒアルロン酸を注入することで、肌が内側から持ち上がり、しわの溝が埋まって目立たなくなります。
どのくらいの間隔を空けて治療を受けるのがよい?
ボトックスとヒアルロン酸を受ける際に「どのくらい間隔をあけて治療を受けるべき?」といった疑問について詳しく紹介します。
ボトックス
ボトックスは、3ヶ月〜半年程度で徐々に効果が薄れていきます。
厳密に期間は定められていませんが、効果が薄れてきたタイミングで治療を受けることをおすすめします。
ヒアルロン酸
ヒアルロン酸は、3ヶ月〜半年程度効果が持続します。
そのため、ほうれい線が再度目立ち始めたり、唇のボリュームが無くなってきたりなどしたタイミングで治療を受けましょう。
松倉クリニックでは2〜3週間後に再度チェックを行います
松倉クリニックでは、ボトックスやヒアルロン酸を受けた2〜3週間後に再度診察を行います。
そこで仕上がりを確認し、必要に応じて再注入をします。
一度に多くの量を注入しないことで、自然な仕上がりながらも高い完成度を追求できるのが特徴です。
また当クリニックには、形成外科学に精通した医師が在籍しているため、1人ひとりの骨格や筋肉の付き方に合わせて治療を行います。
当クリニックのボトックスやヒアルロン酸に興味がある方は、ぜひ一度カウンセリングにお越しください。
ボトックスとヒアルロン酸は効果が薄れてきたタイミングで受けよう
ボトックスとヒアルロン酸を受ける間隔は、厳密に決められていません。
そのため、効果が薄れてきたタイミングで相談することをおすすめします。
またクリニックによっては、治療を受ける間隔が定められているケースもあるため、医師の指示に従いましょう。
なおボトックスとヒアルロン酸は、形成外科学に精通し、スキルの高い医師のもとで受けることが大切です。
信頼できる医師を見つけ、理想の自分を目指しましょう。