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COLUMNコラム

エラボトックスには副作用がある?種類や期間も解説

2023.12.06

「エラボトックスに副作用はあるの?」と疑問を抱く方は少なくありません。ボトックスとは「A型ボツリヌス菌毒素製剤」のことだと聞くと、副作用が心配になる気持ちは自然なものです。

本記事では、エラボトックスの副作用について解説します。参考にしてボトックスへの知識を深め、不安を解消してください。

エラボトックスとは?


エラボトックスとは、いわゆる「エラ」にボトックスと呼ばれる製剤を注入する美容医療メニューです。

ボトックスは筋肉の動きを抑える働きがあり、注入する部位によって効果が変わります。エラだけでなく、額や眉間などの顔部分から、肩や脇などの体部分にも注入できます。

治療としては注射のみで終わるため、メスは使用しません。注射器も一般的なものであるため、美容医療に馴染みの薄い人にも気軽に受けていただける治療です。

エラボトックスの効果

エラボトックスの効果は、以下のとおりです。

  • エラの張り改善
  • 歯ぎしり・食いしばり改善
  • 小顔効果

エラと呼ばれる部分にボトックスを注入すると、咬筋(噛む力を司る筋肉)に作用します。咬筋が食いしばりなど過度な動きで発達し過ぎると、見た目にサイズが大きくなりエラが目立つ原因となります。そのためボトックスで筋肉の動きを抑えると、エラ部分の見た目が縮み、エラ張り改善になるのです。

また、噛む力を緩めることで、歯ぎしりや食いしばりを軽減します。

エラボトックスの副作用

エラボトックスの副作用は、以下のとおりです。

  • 腫れや内出血などが生じる
  • 物が噛みにくくなる
  • 頭痛が起きる
  • 表情が不自然になる
  • 頬がこけてしまう

ただし、上記は「ボトックスを注入すると100%生じる」というものではありません。上記のいずれも発生しないケースも多いため、心配しすぎることはないでしょう。

また、副作用が出たとしても、一般的には時間経過とともにどの症状も消えていきます。焦らず回復をお待ちください。

腫れや内出血などが生じる

エラボトックスは、腫れや内出血が生じるケースがあります。

ボトックスいう製剤によって引き起こされるのではなく、注射という医療行為によるものです。そのため同じく注射器を使う、ヒアルロン酸などのメニューでも生じ得る症状です。

腫れは軽度なので、数日で治ります。内出血は生じたとしても、最長2週間程度で消えていきます。

物が噛みにくくなる

エラボトックスを注入すると、物が噛みにくくなるケースがあります。

前述しましたが、ボトックスは筋肉の動きを抑える作用があります。そのため咬筋に注入すると、噛む力が弱まってしまう場合があるのです。

ただし一般的には、生活に支障が出るほど強い作用は起こりません。また、最初は違和感を覚えてストレスに感じがちですが、長くても1ヶ月程度で気にならなくなるのが一般的です。

食事や会話に問題がなければまずは様子を見て、症状が改善するのを待ってみてください。

頭痛が起きる

エラボトックス後は、頭痛が起きるケースもあります。ただし、ボトックスが直接頭痛を引き起こすわけではありません。

ボトックスを注入すると、今まで入れられた力が思うように入らなくなります。すると体は弱まった力をカバーしようと、別の筋肉を動かします。結果として、普段使っていない筋肉が使われるようになるのです。

上記のことはほとんど無意識下で行われますが、意識していなくても体は慣れない動きを要求され続け、疲労します。そして最終的にストレスが溜まり、頭痛となって現れるわけです。

そのため、体が新しい動きに慣れると、頭痛は治まってきます。

表情が不自然になる

エラボトックスが、表情の不自然さを引き起こしてしまうこともあります。

人は表情を変える際、顔のさまざまな筋肉を動かしています。しかしボトックスは筋肉の動きを抑える作用があるため、表情を変える際に必要な筋肉に力が入らず、結果として表情が不自然になるリスクがあるのです。

なお、時間経過を待つことで、再び自然な表情が戻ります。そのため「ずっと不自然なままなのでは?」という心配は要りません。

頬がこけてしまう

エラボトックスは頬がこけてしまうリスクもあります。エラボトックスを注入するとエラ張りが改善されますが、エラ部分が小さくなると、相対的に頬のこけが目立つようになるのです。

あくまで施術前と比較して目立つだけであるため、審美性に関わるほどこけて見えるケースは多くありません。しかし、元々頬骨や頬のコケが目立っていた人は、エラボトックスで悪化してしまう可能性があります。

エラボトックスの副作用はいずれ消える

エラボトックスの副作用は、いずれ消えます。

ボトックスを打って時間が経過すると、神経末端が再生し、神経伝達物質(アセチルコリン)の放出が再開します。

この神経伝達物質によって、筋肉の動きが戻り、食いしばりや歯ぎしりを再び引き起こします。

そして、食いしばりや歯ぎしりという過度な筋トレにより、咬筋が発達し、エラも再び大きく見えてしまうようになります。

状態が元に戻るということは、副作用も消失するということです。

そのため、「ずっとこのままなのでは?」と心配する必要はありません。安心して治療を受けてください。

ひどい場合はクリニックに相談を

症状がひどく生活に支障が出ている場合や、明らかに様子がおかしい場合は、クリニックに相談しましょう。

人によっては「もし何でもなかったら恥ずかしい」と考え、じっと耐えてしまうケースがありますが、過度に我慢する必要はありません。大きなストレスは、審美性の低下にも繋がります。

特にエラボトックスの場合、食事や会話など生活に支障を来す可能性もあるため、無理は禁物です。

エラボトックスの副作用が心配な方は松倉クリニックへ

エラボトックスの副作用が心配な方は、松倉クリニックへお越しください。当クリニックでは治療後2~3週間経過した時点で、仕上がりを再チェックし、より自然な見た目に近づけるシステムを採用しています。

よりよい仕上がりを目指すだけでなく、治療によって生じたお悩みにも向き合います。治療後に手厚いサポートが欲しいという方も、お待ちしております。

【まとめ】エラボトックスの副作用は治るもの

エラボトックスの副作用は、時間経過とともに治るものです。

副作用が出ている間はストレスが溜まり、本当に治るのか心配になったり、常に気になってストレスを感じたりしがちです。

しかし、待っていればいずれ症状は消えます。できるだけ気にしないようにし、ストレスを溜めないで待ちましょう。また、どうしても気になるようであれば、クリニックに遠慮なくご相談ください。


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