唇へのヒアルロン酸注射のデメリットは?対策も解説
2023.12.05
「唇へのヒアルロン酸ってどんなデメリットがあるの?」と疑問を抱く人は少なくありません。ヒアルロン酸は手軽に受けられ、人気の高い治療ですが、メリットを聞くとデメリットも知りたくなるのは自然なことです。
本記事では、唇にヒアルロン酸を注入した際のデメリットを解説します。ご参考になれば嬉しく思います。
目次
ヒアルロン酸とは?
ヒアルロン酸とは人間が元々体内に有している成分であり、肌のハリを保つ効果があります。市販の美容製品などにも配合されているため、名前を知っている人は多いでしょう。
美容医療におけるヒアルロン酸注入とは、美肌目的だけではなく、顔における各部位のボリュームアップやパーツ形成に利用されます。唇に注入すると唇をふっくらさせたり、M字に形を整えたりできます。
唇のヒアルロン酸のデメリット
唇にヒアルロン酸を注入する際のデメリットは、主に以下のとおりです。
- ダウンタイムの症状が出る
- ヒアルロン酸が馴染むまで時間がかかる
- 効果はいずれ消えていく
- 青白く透けて見えることがある
- 注入し過ぎると唇が厚ぼったくなる
- 部分壊死など合併症のリスクがある
ただし、合併症や注入し過ぎ、透けて見えるなどの症状は、必ず全員に出るわけではありません。大きなトラブルもなく治療の効果を実感できる人の方が多いため、過度に心配する必要はありません。
ダウンタイムの症状が出る
ヒアルロン酸を注入すると、ダウンタイム中に以下のような症状が出るケースがあります。
- 腫れ
- 内出血
- 赤み
- 痛み
すべての症状が必ず出るわけではありませんが、後から慌てないように心の準備をしておきましょう。もっとも長引きがちなのは内出血で、程度が酷いと治るまでに最長2週間程度かかるケースもあります。
ヒアルロン酸が馴染むまで時間がかかる
ヒアルロン酸は、体内に馴染むまで時間がかかります。
「ヒアルロン酸を注入した後腫れがひかない」という人もいますが、多くの場合厳密には腫れではありません。注入されたヒアルロン酸が馴染みきっておらず、その場に留まって膨らんでいるのを「腫れ」と誤解しているのです。
ヒアルロン酸が周囲と馴染み、適切な膨らみ具合になるまでは、1週間程度かかります。患部が気になるのは無理もありませんが、焦らずお待ちください。
効果はいずれ消えていく
ヒアルロン酸の効果は、いずれ吸収され消えていきます。そのため、治療後の状態維持には定期的な再治療が必要です。
なお、ヒアルロン酸が消えた後は、状態が治療前に戻ります。効果が消え切る前に再治療をした方が、お悩みが目立つ前にカバーできておすすめです。
青白く透けて見えることがある
ヒアルロン酸は、皮膚から青白く透けて見えることがあります。チンダル現象と呼ばれる事象です。ヒアルロン酸は無色透明ですが、皮膚の浅い所に大量に注入してしまうと、ヒアルロン酸が皮膚を透かして外から見えてしまうのです。
時間経過で治るケースもありますが、実際に透けて見えるようになると審美性に関わるため、一刻も早く何とかしたいと感じるのは自然なことです。ヒアルロン酸溶解注射での改善をおすすめします。
当クリニックでは、他のクリニックで治療を受けた結果起きたチンダル現象の改善にも対応しています。ぜひ当クリニックにご相談ください。
注入し過ぎると唇が厚ぼったくなる
ヒアルロン酸を注入し過ぎると、唇が厚ぼったくなってしまうケースがあります。ヒアルロン酸を注入する量が多すぎると、適度なボリュームアップを超えて、たらこ唇のようになってしまうのです。
時間経過でも改善は見込めますが、すぐに何とかしたいという場合は、ヒアルロン酸溶解注射などで対応しましょう。当クリニックでも、ヒアルロン酸溶解注射を受けられます。
失明や壊死など合併症のリスクがある
ヒアルロン酸は、合併症を引き起こすおそれもあります。
確率としては低いため、心配しすぎることはありませんが、リスクがゼロになることはありません。悪化すると、部分壊死など重大なトラブルに発展する可能性があります。
そのため、ヒアルロン酸注射の後ヒアルロン酸が体内に残っている間は、自分の状態に気を配りましょう。様子がおかしいと感じたら、クリニックで診断を受けてください。
唇のヒアルロン酸の代表的なメリット
唇へのヒアルロン酸注射は、メリットもさまざまです。代表的なものを、以下に紹介します。
- ダウンタイムの負担が軽い
- メスを使用しない
- 万一失敗してもやり直しできる
- 体への負担が軽い点が、大きな魅力です。美容医療は初めてという人にも受けやすいため、ぜひ一度お試しください。
ダウンタイムの負担が軽い
唇に限らず、ヒアルロン酸注射の治療はダウンタイムの負担が軽く済みます。
治療直後から仕事や家事が可能であり、特別なケアをしたり、まとまった休みを取る必要がありません。そのため、多忙な方や治療のダメージが気になる方にも、安心して治療を受けていただけます。
メスを使用しない
ヒアルロン酸注射は、メスを一切使用しません
美容医療には興味があっても、切開に抵抗を感じる方は少なくありません。特に顔は怖いと感じる人が多い傾向にありますが、ヒアルロン酸注射は切開を伴わず、注射だけで治療が完結します。
そのため、切開に拒否感を覚える人にもおすすめです。
万一失敗してもやり直しできる
ヒアルロン酸注射は、万一失敗してもやり直しができます。
ヒアルロン酸注射は、時間経過で効果が消えていきます。そのため仕上がりがイメージと異なっても、効果が消えるまで待てば改めて再治療できるのです。
また、効果が消えるのを待てない場合は、ヒアルロン酸溶解注射を利用すれば時間短縮を図れます。
慎重なクリニック選びでリスクを低減できる
デメリットのリスクを低減したい場合は、慎重にクリニックを選びましょう。
唇へのヒアルロン酸注射に限らず、美容医療のトラブルの大部分は、信頼のおけるクリニックを選べば未然に防げます。費用感や通いやすさも大切ですが、技術力や相談のしやすさを優先しましょう。
唇へのヒアルロン酸のデメリットが気になる方は松倉クリニックへ
唇へのヒアルロン酸のデメリットが気になる方は、ぜひ松倉クリニックへお越しください。
当クリニックには、治療後2~3週間経過した時点で、一度仕上がり状態を確認するシステムがあります。主目的は仕上がりのブラッシュアップですが、その他トラブルが発生していないかの確認にもなるため、治療後のケアについても安心していただけます。
【まとめ】唇へのヒアルロン酸はデメリットもある
唇へのヒアルロン酸は、さまざまなメリットがありますがデメリットもあります。しかし正しい知識を得ることで、対策や対応がわかり、最小限の負担でトラブルを解決できます。
クリニックからも説明はありますが、治療前に自分でも知識を身につけておきましょう。