COLUMNコラム

「唇にヒアルロン酸を注入すると痛いの？」と不安を抱いていませんか？唇へのヒアルロン酸注射は、切開なしで唇の審美性向上が期待できる美容医療です。興味がありながらも、治療時の痛みが気になり行動に移せない人もいるでしょう。

本記事では、唇へのヒアルロン酸注射における痛みについて解説します。参考にして、治療への不安を払拭してください。

ヒアルロン酸とは？

ヒアルロン酸とは、肌のハリを保つ効果を持つ成分です。

ヒアルロン酸はもともと体内に存在する成分ですが、「ヒアルロン酸注入」で用いるのは精製された薬剤です。さまざまな薬剤があり、クリニックによって使われるヒアルロン酸は異なります。当院では部位に応じて硬さを使いわけるため、硬さのバリエーションが豊富な薬剤を採用しています。

効果は主に顔の各部位のボリュームアップです。唇に注入する場合、唇の厚みを増してふっくらさせたり、縦ジワを改善したりなどの効果が期待できます。また、注入する所によってはM字唇を形成するなど、口元の形を整える効果もあります。

唇へのヒアルロン酸は痛い？

実際に唇へのヒアルロン酸が痛いかどうかについては、以下のポイントを押さえておきましょう。

• 注射針による痛み
• 薬の注入による痛み
• 治療後の痛み

なお、以下で解説する内容は、唇に限らずヒアルロン酸注射において共通しています。そのため、他の部位にヒアルロン酸治療を行う予定の人も、ぜひ参考にしてください。

また、唇ならではの特徴ですが、唇は他の部位に比べて比較的痛みを感じやすい部分です。皮膚が薄いため、痛みをはじめとしたさまざまな刺激を鋭敏に感じ取ってしまいます。

注射針による痛み

ヒアルロン酸の治療を受ける場合、まず注射針が刺される痛みを感じます。どちらかというと鋭い痛みで、ちくっとした針感を覚える人も少なくありません。

ヒアルロン酸の場合それほど深くは刺しませんが、複数箇所に注射することが多く、予防接種のように「一度我慢すれば終わり」というわけにはいきません。前述した通り唇は刺激に対して敏感であるため、痛いと感じやすいのです。

なお、注射器自体は採血などにも使用される一般的な形であり、特殊なものではありません。

薬の注入による痛み

薬を注入する際も、痛みを感じるケースがあります。痛みではなく、違和感を覚えるという人も少なくありません。

ヒアルロン酸注射は、薬剤を血液に流すための注射ではなく、ヒアルロン酸を注入した部位に留めるための注射です。そのため、注入された部位はヒアルロン酸に圧迫されて、痛みや違和感を感じる場合があるのです。

痛みの種類としては鈍い痛みで、ズキズキというよりジンジンという感じを覚える人が多い傾向にあります。

治療後の痛み

治療後も、薬剤に圧迫されて痛みを感じ続けるケースがあります。治療時の麻酔が切れるため、治療後の方が痛いという人もいます。

痛みの感じ方は人によって個人差があるため、耐えられない人から我慢できる人までさまざまですが、無理に耐え続けることはないため、痛い場合は痛み止めを処方してもらいましょう。

なお、期間としてはおよそ2～3日続きます。もしも痛みがまったく治まらなかったり、悪化したりしているようなら、クリニックに再度相談してください。

治療後に出る痛み以外の症状

治療後、痛み以外に出る症状は以下のとおりです。

• 腫れ
• 赤み
• 内出血

痛みと同様、時間が経っても上記の症状がまったく消えなかったり、悪化したりといった状況になった場合は、できるだけ早くクリニックで診断を受けてください。

腫れ

治療後は、注射の刺激により腫れが生じるケースがあります。一般的には、生じたとしても数日で治るため、焦らず待ちましょう。

なお、注射によってではなくヒアルロン酸が、腫れのような症状を引き起こすケースもあります。厳密には腫れではなく、ヒアルロン酸が体内に馴染み切っていないため、患部に腫れが起こったように見えてしまうのです。多少凸凹を感じる人もいます。

ヒアルロン酸が引き起こす腫れ・凹凸の症状は、きれいになるまで1週間かかるのが一般的です。気になる気持ちは無理もありませんが、焦らず馴染むのを待ちましょう。

赤み

治療後は赤みが出るケースもあります。注射器の刺激によるもので、数日で治ります。また、唇は元々赤みが強い部位であるため、ほとんど気になりません。過度なものでない限り、気にすることはないでしょう。

なお、赤みを隠すためにリップメイクを行う場合は、できるだけ患部に強い力を加えずソフトタッチを心がけてください。可能であればマスクなどで隠し、患部にしばらく触れないようにしましょう。

内出血

唇のヒアルロン酸は、内出血のおそれもあります。

内出血は、針を刺した際皮膚内部の血管が傷つき、出血することで起こります。唇は比較的内出血が目立ちにくい部位ですが、100%目立たないとは言い切れないため、想定しておいた方が良いでしょう。

内出血はダウンタイムの症状の中でも長引きがちであり、程度が酷ければ2週間ほどかかります。肌表面に傷ができるわけではなく、メイクで隠せるため、対応は比較的簡単です。

痛いのが不安な場合は麻酔対応のクリニックを

痛いのが不安だという方は、麻酔の用意があるクリニックで治療を受けるのがおすすめです。

治療を受ける人全員に麻酔を行うクリニックもあれば、オプション扱いで希望者にのみ麻酔を行うクリニックもあります。自分に合った場所を選びましょう。

クリニックによっては、麻酔をしない方針の所もあります。気になる場合は、必ず確認してください。

松倉クリニックは唇へのヒアルロン酸の痛みに麻酔で対応します

松倉クリニックは、唇へのヒアルロン酸の痛みに麻酔で対応します。

当クリニックでは、治療前に麻酔クリームを塗布し、注射針を刺す時の痛み、及び薬剤注入時の痛みを緩和させます。治療を受ける方全員に行うため、「麻酔を頼むのを忘れそう」「追加料金が心配」という人にも、安心していただけます。

また、当クリニックには治療後2～3週間で再度クリニックに来ていただいて、状態をチェックするシステムがあります。目的はより自然な仕上がりに近づけることですが、治療後のトラブルにも対応できます。

痛みが不安だという方は、ぜひ当クリニックをご利用ください。

【まとめ】唇へのヒアルロン酸は痛いと感じやすい

唇は感覚が鋭い部位であり、痛いと感じやすいのは事実です。

そのため痛みが不安だと感じる人は、麻酔の用意があるクリニックや、痛みの相談をしやすいクリニックを選びましょう。また、治療後の痛みを我慢する必要はありません。無理をせず、痛み止めを処方してもらい、痛みがひくまで過ごしましょう。