COLUMNコラム

「唇にヒアルロン酸を注入すると腫れるの？」と不安になっていませんか？ヒアルロン酸はふっくらした唇になる効果が見込めますが、腫れが出てしまっては審美性が下がり、元も子もないと考えるのは無理もありません。

本記事では、唇のヒアルロン酸注射における腫れについて解説します。参考にして、腫れへの不安を解消してください。

ヒアルロン酸とは？

ヒアルロン酸とは、人間の体内に元々存在している成分で、肌のハリを保つ働きがあります。美容医療で期待できるヒアルロン酸の効果は、シワや凹みを改善する、鼻や唇の形を整えるなどです。加齢によるお悩みの解消から、いわゆる「プチ整形」まで幅広く用いられています。

ヒアルロン酸は注射器で注入し、メスは一切使いません。

ヒアルロン酸を注入すると、その部分が内側からボリュームアップします。そのため、シワや凹みのある部分は表面がフラットになり、顔から影が消えます。また、鼻を高くしたり、唇をふっくらさせるなど、好きな形に整えることもできます。

ヒアルロン酸を唇に注入する効果

ヒアルロン酸を唇に注入する効果は、具体的に以下のとおりです。

• 唇に厚みを持たせられる
• 唇の細かいシワを改善できる
• 口角を上がりやすくできる
• 人中短縮効果を期待できる
• M字唇になれる

ヒアルロン酸で唇をボリュームアップさせると、単にふっくらした唇になるだけでなく、細かいシワなども改善されます。注入する量や場所を微調整すると、M字唇の形成も可能です。

また、唇がふっくらとして上向きになると、鼻と上唇の距離が縮まったように見えます。結果として、人中短縮効果も見込めます。

唇にヒアルロン酸を注入した際の腫れ

唇にヒアルロン酸を注入した際の腫れに関して、気になる人は以下のポイントを押さえておきましょう。

• 治療直後は注射の刺激や内出血で腫れる
• 1週間程度はヒアルロン酸が馴染むのを待つ
• １～３日程度で腫れはひく

重要なのは腫れが生じる原因と、腫れている期間です。それらの知識を得られれば、腫れが生じたからと言って焦ることはありませんし、「いつ治るのか」と過度に不安がることもありません。

どのような美容医療でも、治療直後は多かれ少なかれ治療の影響が出ますが、できるだけストレスフリーに過ごしましょう。

治療直後は注射の刺激や内出血で腫れる

治療直後は、注射による刺激で患部に腫れが生じるケースもあります

ヒアルロン酸そのものの副作用というより、注射という医療行為の副作用と言えます。一般的な採血やボトックスなど、「注射」による治療に共通しています。

注射が原因の腫れは大きなものではなく、数日あれば症状がひいていきます。腫れと同時に赤みが出る場合もありますが、唇は元々赤い部位であるため、それほど目立ちません。気になる場合は、マスクなどで隠すと良いでしょう。

また、必ず腫れが生じるわけでもありません。腫れが出ないケースも多いため、心配しすぎることはありません。

1週間程度はヒアルロン酸が馴染むのを待つ

治療後1週間程度は、ヒアルロン酸が馴染むのを待ちましょう。治療後数日経過して、なお唇に腫れがあるなと感じる場合、多くは腫れでなくヒアルロン酸の効果そのものです。

ヒアルロン酸は注入された直後、注入された部位に留まり続けます。そこから1週間ほどでヒアルロン酸は周囲と馴染み、最終的な仕上がりに結びつきます。

治療後に「唇がやや凸凹する」と感じる方も少なくありませんが、この凸凹もヒアルロン酸が馴染んでいないために起こる症状です。まずは落ち着いて、症状が治まるのを待ちましょう。

1～3日ほど経過したら腫れはひく

一般的には治療後1～3日ほど経過すると、腫れがひいて最終的な仕上がりが実感できるようになります。

注射の腫れもひきますが、約1週間経つ頃にはヒアルロン酸そのものも馴染んで滑らかになっており、注入した後の凹凸も消えています。治療結果が出た姿となっているため、ぜひ効果をお確かめください。

なお、完全にひいていなかったとしても、治りが進んでいるとわかる場合は問題ありません。今しばらくお待ちください。

腫れがひかないと感じる原因

ヒアルロン酸を唇に注入した後、十分時間が経っても腫れがひかないと感じる場合、原因は以下のいずれかです。

• なんらかの疾患が起きている
• ヒアルロン酸を注入し過ぎている

それぞれの場合で解決方法は異なりますが、いずれにしろ医師に直接診てもらい、診断を下されなければ改善しません。自己判断で対応するのではなく、必ずクリニックを受診してください。

また、腫れ以外の症状に関しても、悪化していたり様子がおかしかったりする場合は、クリニックに相談し状態を診てもらいましょう。

なんらかの疾患が起きている

何らかの疾患が起きている場合、治療後の腫れがひかないケースがあります。

「腫れが長引いていて改善の兆しが見られない」「治療直後よりも腫れが悪化している」などの場合は、すぐにクリニックに相談してください。

人によっては「病院に行くほどでもない」と考え、受診を後回しにするケースもありますが、自己判断は禁物です。表面上は唇の腫れであっても、重大なトラブルを内包している可能性があるため、できるだけ早めの受診を心がけてください。

ヒアルロン酸を注入し過ぎている

ヒアルロン酸を注入し過ぎている場合も、唇の腫れがひかないと感じがちです。

正確に言うと、腫れはひいています。しかしヒアルロン酸を注入し過ぎて、想定以上に唇が厚ぼったくなっているため、「腫れている」と感じてしまうのです。

ヒアルロン酸はいずれ体内に分解、吸収されるため、待っていれば元に戻ります。しかし、今すぐになんとかしたいという方は、ヒアルロン酸溶解注射での改善をおすすめします。

当クリニックでも、他のクリニックで注入したヒアルロン酸に対し、溶解注射治療を受け付けています。

唇へのヒアルロン酸で腫れが心配なら松倉クリニックへ

唇へのヒアルロン酸で腫れが心配なら、ぜひ松倉クリニックへお越しください。当クリニックは腕のよい医師が揃っているだけでなく、治療後2～3週間経過してから仕上がりを確認するシステムを採用しています。

そのため、腫れがひかないなどの問題があっても、早期発見と対処が可能です。安心して治療を受けたい方は、ぜひご利用ください。

【まとめ】唇のヒアルロン酸注入による腫れは数週間で消える

唇のヒアルロン酸注入による腫れは、長くても数週間で消えます。注射の腫れは数日、ヒアルロン酸が馴染むまでの凸凹は数週間でなくなるため、それを目安として唇の状態を確認しましょう。

腫れが出ている間は気になるのが自然なことですし、ずっと腫れたままなのではと不安になるのは無理もありませんが、焦りは禁物です。まずはゆっくり体を休めてください。