松倉院長コラム 第5回: 私が筋トレをお風呂で行う理由
2017.03.17
運動をしたい、でも、なかなか時間がなくて……そうおっしゃる方は多いですね。
確かに、運動習慣を作るのは難しいです。
私も朝、ビルの10階まで外階段を上がろう、と心がけてはいるものの、吹きさらしの階段なので、寒い日は嫌だし、風や雨の日も無理、暑い日は汗をかきすぎる……と、結局、できる日がどんどん少なくなってしまいます。
運動を習慣化する際には、「できない言い訳」がいくらでも生まれる状況を作ってはダメだと感じます。そこで私は、言い訳ができないように習慣化できる方法として、「お風呂で行う」ことにしています。
たとえば、浴槽につかりながら、姿勢を整え、インナーマッスルを意識した深呼吸を繰り返し行う。また、両腕で浴槽をつかみながら、両脚を揃えて股関節から足を上げ下げ。また、浴槽のふちを手で持って斜め腹筋運動をすると、水の浮力のおかげで、比較的楽に繰り返すことができます。
床で腕立て伏せをすると、きついですよね。どんなことでもそうですが、「苦しい」と思うことは続きにくいもの。運動習慣はとにかく「継続する」ことが大切ですから、ゆるい負荷で、運動そのものがつらくないようにして、続けやすくするのが私流です。
また、通常の生活ではダイナミックに動かしにくい肩甲骨まわりも、肩をぐるぐる動かしてほぐすようにしています。
このようん、さほどハードな筋トレをしているわけではありませんが、今のところ「割れた腹筋」を維持しています!
どんなに忙しい人でも、毎日、入浴タイムはあるはずです。
「入浴するときはこの運動をする」と習慣づけてしまえば、がんばることなく続けられると思います。
お風呂で運動をするメリットは他にもあります。
つねに、エアコン環境で過ごしていると、室内はどうしても乾燥しがち。しかし、お風呂の中では湯気によって湿度が高い状態なので、深呼吸したり、運動をすると、肺の奥まで潤すことができている実感があります。
入浴することによって全身の血流が良くなり、筋肉も温まっていますから、ストレッチによる筋肉の伸縮性アップ効果も高まります。少しの運動でたくさんの汗が出ます。汗をしっかりかくと、汗腺の機能も高まるために、肌の新陳代謝も活性化するのではないかと感じます。
このように、お風呂で運動することは、若々しさにも貢献してくれるのではないかと思うのです。みなさんもぜひ、行ってみてくださいね。